高次脳機能障害の
グループ
リハビリテーション


<利用までの流れ>


■訓練時間

AM10:00~PM4:00

■費用

・各種医療保険             
・自立支援医療制度           
・介護保険のリハビリと併用利用可能   

■対象者

高次脳機能障害の方で
・家事などの生活面に問題を抱えている方
・社会復帰(就学・就労)を目指す方
・社会参加、交流したい方

■グループリハビリについて

 医療スタッフに加え、当事者同士でも悩みや問題点について話し合えるため、より実用的な代償手段を知ることができ、障害理解が深まりやすいという利点があります。   
 障害を負う前にできていたことができなくなり、仕事を失うこともあります。自信を失ったり、不安になったりするのは当然のことです。悩んでいるのは自分だけではないと知ることは、大きな安心感をもたらします。また他のメンバーがしている工夫を聞くことは大きなメリットになります。       

<1 日のプログラム例>

10:00~1 時間目
 ラジオ体操・1週間のトピックス・ホームプログラムの確認・展望記憶訓練
11:00~2時間目
 脳損傷理解プログラム など
12:00~昼休み
13:00~3時間目
 注意機能訓練・個別課題
14:00~4時間目
 グループワーク
15:00~5時間目
 そうじ・1 日の振り返り

1時間目 1 週間のトピックス

 1週間の出来事の発表を通し、以下の練習をします。
 ・自分の伝えたい内容をまとめて話す練習
 ・人の話を正確に聞き取り、要点をメモする練習
 ・全体の状況を把握し、司会として進行する練習

 展望記憶訓練

 展望記憶は予定記憶ともいい、約束や予定を覚えておき、必要なタイミングで思い出す能力のことです。仕事や生活において重要な能力といわれています。         

2時間目 脳損傷理解プログラム

 脳の働きや高次脳機能障害について学びます。
 ご自身の障害についての理解を深めることを目的としています。
 参加者同士で説明し合うことで、就労時や日常生活場面で他者に説明する練習もできます。
 疑問点や困りごとに対して、当事者の方から経験を踏まえたアドバイスが得られ、具体的で実用的な対処法を学ぶことができます。

3時間目 注意機能訓練・個別課題

 全員で注意機能訓練を行い、その後、各自の目標に応じた個別課題を行います。

個別課題例:
パソコン作業、事務作業、手芸、園芸、運動など                  

4時間目 楽しいグループワーク

 軽スポーツ、アート、音楽、調理、外出計画、イベント企画、ゲーム企画、プレゼン大会など、笑いの多いプログラムです。
 アイディア・情報を集め、合意を取りながら話し合います。優先順位をつけ、計画をもとに実行するという実践的な遂行機能訓練になっています。
 外部からの講師も招いて行うこともあります。

5時間目 一日の振り返り

 ご自身の手帳を見て、各プログラムで何をしたか、一日の自分の行動や達成度を振り返ります。司会役のメンバーが、感想などを聞いていきます。

<その他のグループ>

①失語症のグループ(せせらぎ)

 言語聴覚士が失語症向けのプログラムを進行します。うまく話せない方も写真や絵、文字、身ぶりなど様々なコミュニケーションの方法を学びます。

②見当識障害がある方のグループ)

 回想法、季節の作業活動、体操、スポーツ、歌、楽器などを通じて、発動性、注意力、身体能力を高めます。

※上記に該当しない方にも対応しています。

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